老化を早める要因の一つとして脱水があります。
体重の60%は水分で出来ています。
体内の水分は栄養素を行き渡らせたり、代謝物の運搬、体温調整など生命維持に必要なものです。
成人男性で体重の60%、新生児で80%あります。
高齢になると水分量が減り、成人の10%低くなります。
体内の水分が少なくなるとどうなるの?
水は胃や腸で吸収され血液の一部となって全身へ巡り細胞へと届けられます。
血液中の水分が不足すると、血液はドロドロになり血行が悪くなります。
すると細胞への水分供給が不足し、細胞が水分不足で動けなくなります。
細胞は体を動かすうえで大事なので、様々な不調や疲れやすくなります。
また血液がドロドロだと血栓が出来やすく、脳梗塞や心筋梗塞のリスクになります。
栄養素や酸素を体に巡らせ辛くなると病気のリスクも高まります。
どれくらい水を飲んだ方がいいの?
1日に必要な水分量は体重によって違いますが、高齢者の場合体重1㎏に対して40ml
体重が60㎏だと2.4ℓですが、食事からも水分を摂取できるので、飲料水として飲むのは1.5ℓです。
成人の場合は一日2ℓ飲むのが望ましいです。
よく患者様からコーヒーやお茶は水分に含まれるのか?と聞かれますが、
結論から言うと水分補給にはなりません。
アルコール飲料、カフェイン飲料、ジュースはもってのほか、
スポーツドリンクは運動する時や脱水症状がある場合に飲むのがいいでしょう。
水が苦手な方は麦茶やルイボスティーがおススメです。
喉が渇いたら飲もうではなく、常日頃から水分を補給する癖をつけましょう。
老化を遅らせることも大事ですが、病気にならないため、体の不調改善の為に水分補給しましょう!